« ゆうじんの部屋 #18 | Main | ゆうじんの部屋 #20 »

ゆうじんの部屋 #19

「道路の権力」
猪瀬直樹著
文藝春秋 1600円+税  2003/11
福井市立図書館・みどり図書館所蔵
-------------------------------------------------------------------------
公務員、公団職員といった、法律と予算で身分が決まる人々は、何に労力をかけるか。当然法律と予算が、自分に有利に決まるように政策企画をすることに労力を使う。情報公開法は、国のために働く職員と、自分のために働く職員を明らかにすることを容易にした。しかし、一般の公務員に至るまで、資料ベースで行為の可否を解明するのは非常に骨の折れる作業である。
猪瀬氏は、そうした官僚の体質をよく理解した上で、ポイントをついた追求を得意としている。行政改革のコツとしてはおもしろい本なのであるが、高速道路と一般道路と他の交通機関の分担のあるべき姿、道路交通の水準をどうすべきか等について、全く議論されないまま、組織退治だけが行われているのは残念である。

|

« ゆうじんの部屋 #18 | Main | ゆうじんの部屋 #20 »

Comments

The comments to this entry are closed.