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豊橋市民大学公開講座第3回に参加して 040626

日時:平成16年6月26日(土)午後2時より3時30分まで
場所:豊橋創造大学 A21教室
講師:豊橋創造大学 寺本和子教授(とよはし市電を愛する会会長)
 ROBAメールで平成16年6月26日に豊橋創造大学で連続の講座の企画があることを知り、豊橋まで講座を聞きに行きました。(全てトラムに関する講座ではありません。トラムに関する講座は寺本先生のみです。)
タイトルは『路面電車からみたまちづくり』と題して午後2時~午後3時30分まで講義がありました。市民大学というだけあって、比較的高齢者が多かった。『市電を愛する会』のメンバーも参加しており、聴講生は約120名と伺いました。
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  熱心にメモを取る聴講生      講演中の寺本教授

主な講義内容主旨は下記のとおりです。
 ■公共交通はなぜ大切か
・市民の足として大切である…これが本来の目的であると強調され、高齢社会と交通事故増加への不安、また1万人を越す交通事故死者数だが、車の魅力がこの悲しみを超えていると。だから、掛け声だけでは公共交通を利用する人は殆ど増えないという。
 高齢者が増え、高齢者が加害者になるケースが多くなっていると指摘、更に他人の車を当てにするのも限界がある→外出が億劫になる→交友範囲が限定…となり交通弱者が増加。→これが公共交通が市民の足になる理由と説明。
・環境を守るために大切である…寺本会長自身も車を使用するが、気を使って「ハイブリッド車」を乗っているという。
・心の問題として大切である…車は個室なので人と人が触れ合う機会が減少、我慢する心,、思いやりを育てるのが公共交通の効用の一つと主張。⇒これって、ROBAの『つないで活きる公共交通とまちづくり』の8番目の「人との楽しい出会い」のことですよね?

 ■路面電車からみたまちづくり
・路面電車が優れている理由のひとつにすぐ来るという安心感がある。近隣都市の岐阜市の例をあげ、定時制が保たれないと利用する人が減ってしまう。とりあえずバス交通でという発想もあるが、長い目で見ればLRVを導入する方が得策と主張。中心部の空洞化を止める秘策になる。更に人と電車が混在する“トランジットモール”の話に移り、まちが活性化するために必要と強調。

 ■ヨーロッパの路面電車(ビデオ上映)
・RACDAが作成した海外のビデオには、皆さん大変興味をもって見ていました。やはり、映像による説明は効果があります。(低床車、トランジットモール、等々)

 ■日本の現状は?  
・スプロールを防げなかった日本の都市計画に多くの課題があると指摘。(なにせ、前職は国土交通省の方だけに説得力あり)

 ■これからのまちづくりに求められること
 ・住みよいコンパクトなまちにするための施策を推進
 ・便利で利用したくなる公共交通を整備
 ・理想を持った都市計画の下、ゆっくりでも着実に都市計画を実行
との3点を強調、ビデオが長かったのでこれに対しての説明が少なかったのは残念でしたが、聴講している方々を考えるとビデオをみてもらった方が百聞は一見にしかずでもいいのかなと思った。大学の先生が市民に「LRV」の説明や、海外の「トランジットモール」の実例を紹介することは、効果があると思う。早く自分のまちにもこのような“乗り物”があればいいなと思わせるのに充分な方法だと思う。(もちろん、LRTが目的ではありませんが)
*講座終了後、伊奈副会長等と寺本教授の部屋で懇談する機会がありましたので、ROBAでも県立大学でのゼミのこと、都市再生モデル調査のことについて若干の説明をしてきました。
*講座が始まる前に「とよはし市電を愛する会」が進めてきた「孫ころ(真心)電車」の実施した内容等についていろいろヒアリングをしました。地道ではありますが、鉄道事業者としっかりタイアップがなされていることを確認できました。
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 バリアフリーの様子          豊橋の市電駅終着駅
 (ビデオ説明の一部)        (上部はぺデストリアンデッキ)
            (国土交通省の補助により150m路線を延伸)

【雑メモ】
やはり、低床車を導入する計画を持っていることを聞きました。中部地区サミットの日は、豊橋市のお祭りがあり、懇親会は参加できないが何とか多くのメンバーで参加したいといっておりました。ただ、祭りの役員をやっている会員も多いので、どのくらい参加できるかは厳しいかな?ともおっしゃっておりました。
 「孫ころ(真心)電車」等のヒアリング内容に関しては、別の機会に紹介し、ROBA議論をして行きたいと思います。
(登校:八州 太郎)

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