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ゆうじんの部屋 #27

「危ない間取り」
横山彰人
新潮社¥1300+税  ISBN4-10-468801-0  2004/6
福井市立図書館所蔵
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3LDKなど、日本の住宅行政は最低限の量的供給に汲々とし、質を忘れていた。リビングに顔を出さずに廊下から入れる子供部屋は非行の温床。 以上がこの本の要約である。上の二行は言い古された言葉で、今は民・都市機構問わずバリアフリーや広いリビングなど多様化を図っている。もちろんそのコストは購入者負担である。著者はその質の向上に公費を投入せよと言うのだろうか。そこは明確に訴えていないところが物足りない。 不特定多数が使うまちづくりでさえ公費負担が難しくなっている今、低所得者の生活の質の向上を文化、教育、住居、食費のどこに重点化するのか。教育のように、他人に迷惑をかけず、収入増に つながるものはまだしも、今やその他の部分は個人に任されるべきであろう。 この本をただ読んでも面白くない。でも、まちづくりと重ね合わせて読んでみよう。ライフスタイルを考えないまちづくりは、幸せを生まないのである。

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