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アメリカにおける交通計画   050709

img0507091工藤教授のご案内で県立大公開セミナーに行ってきました。ゲストスピーカーはイリノイ大の河村助教授。
「アメリカにおける交通計画」というテーマで1800年代後半から現在までの交通手段の移り変わりと都市交通計画の歴史やしくみ、変化と背景など5時間みっちり。最初に渡された70ページにおよぶ講義ノートは英語ばかりでビビリましたが、大変よく整理された講義のおかげで心配無用でした。

img0507092日本にいるとアメリカは車とフリーウェー重視と映りますが、1970年頃から大きく方向転換し、現在では都市交通予算のなんと50%を公共交通系にまわしているそうです。その背景には道路建設費の高騰で新たな道路を作り続けることで混雑解消できないと判断されたことや、大気汚染対策の強化が求められたことによる法律制定があるそうです。また各地の交通計画づくりには70年代以前のフリーウェー計画のノウハウが生かされているそうです。

また交通と土地利用がリンクして計画されスマートグロウスに積極的に取り組む州も増えてきたようです。20年30年後に成果がわかるまちづくりの効果は、まだ途についたばかりで費用対効果は諸手をあげて成功とは言えないようですが、ニューアーバニズムは住民に人気のようです。

背景や制度など国によって違いはありますが、ヨーロッパだけでなくアメリカでも車交通(道路)だけで都市交通はまかなえないと既に方向転換していることは確かなようです。

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