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パネルセッションに参加して 060521

 福井に4月1日から福井鉄道福武線に低床型路面電車が走り出した。それを受けてROBA主催のパネルセッション「動き出したLRT どうする福井のLRT 次の一手」と題して北陸3県でLRT推進を目指している3団体の関係者と当会の内田会長を交えて、パネルセッションを行った。コーディネーターは林理事が務めた。
 2時40分、ほぼ定刻に開催された。はじめに、富山からは4月29日発車した、「ポートラム」の報告、高岡からは、「アイトラム」の走るまでの経過、金沢では、路面電車はないが、LRTの力説している様子、そして福井からは、現在の課題についてそれについての報告がなされた。
 富山からは4月29日に開業した富山港線・ポートラムの詳細な説明があった。15分ヘッドで所要時間約24分、2輌7編成で運行開始、土曜、日曜、祝日は半額の100円、ICカードでの乗降、終点の岩瀬浜駅及び蓮町ではフィーダーバスとの連絡がされていることなどが報告なされた。
 高岡からは、RACDA高岡の活動、特に、乗って残す運動や公共交通への理解を深めるための出前勉強会(キャラバン)の紹介、又、新幹線開通後の公共交通のあり方について、模型を作り皆でワークショップをしている様子などについて報告があった。
 金沢では、中心市街地が駐車場で虫食い状態になっている現状があることから、活性化のツールとしてのLRTの普及を進めたいとの決意が披露された。また、5月6日に行われたLRTの紹介イベントを開催したことの報告と、それが後日一般紙に大きく紹介され、金沢でのLRT発信の第一歩になったことを報告。
 最後にROBAからは福井鉄道に低床車輌が導入された紹介と、LRT構築への希望が出てきたこと、更にそのための3つの提案を呼びかけた。と同時に福井における2つの地方鉄道の頑張り具合についても紹介がなされた。
 その後、昨日実施した簡便法による福井鉄道の車輌の騒音、振動調査の報告があった。やはり、低床車輌の騒音、振動の低減が数字の上からも実証された。特にインファンド工法を実施した駅前線の騒音の低減は明確であった。また、クルマのエンジンふかし音が以外に大きいことも報告された。
その後、活発な意見交換が行われた。
 福井市は公共施設が分散されている現状であるが、他都市はどうか?との質問に「富山」でも同じ状況である、高岡では、駅前に図書館や高校などの公共施設が入った再開発ビルができ、かなりの集客があることなどと回答。利用者の増加の要因として、富山からは全国の事例から定期券利用客をどう伸ばすかが経営安定の鍵、しかも通学よりも通勤客を増加させることが肝要と言及。高岡では、アイトラムは冷房が効いている、色も赤で目立つ、30分に1本走っているので乗客増となっている。利用増の対策として富山市では高山線の本数を増やす社会実験を予定していること、高岡ではスケッチ電車などのイベントを開催、両市とも、電停がよくなったことが乗客増加に直接は関連が薄いという回答があった。
 岐阜から岐阜地区鉄道新線計画の事業計画が近々正式に受理されるであろうとの報告、また岐阜からきた電車がすっかり福井の電車になりきったなどと感慨深い感想を述べていた。
参加者から、「今日は北陸おでかけパス」2000円で高岡から来た、そして大野駅へ行ったら県外から来た方に2000円相当のお土産やらで投資したお金が返ってきた。このような利用増の仕組みをもっと広げていけば利用促進になるのではないかと感想が出された。
これを受けて、最後にコーディネーターから「つないで生かす」ことが如何に重要、そして、LRTのTはTOWN であるのではないかと提案。北陸3県のつながりをもっていくことが確認され、午後4時40分にパネルセッションは閉会された。参加者は概ね30名程度であった。
                高橋 八州太郎

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