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「カーフリーデーふくい2012」開催報告

  ~「カーフリーデーふくい2012」開催報告~
                     内田佳次
(概要)
 世界ではヨーロッパを中心に約2,300もの都市がカーフリーデーに参加しています。日本でもその趣旨に賛同して約10都市が思い思いの趣向を凝らして開催しています。ところで、日本でのその歴史はまだ浅く、2004年にカーフリーデー・ジャパンが設立されてから活動が始まり今日に至っています。福井市ではNPO法人ふくい路面電車とまちづくりの会(ROBA)がその事業に賛同し、2007年から参加しています。本年は9月22日(土・秋分の日)に第6回目となる『カーフリーデーふくい2012』を福井駅西口交通広場で開催いたしました。
(内容)
 これまで実行委員会形式で開催することでモチベーションを共有しましたが、ROBAの事務局負担が大きいので出展団体の自主性を重視した形式を採りました。当該イベントは交通事業者の協力が肝要で、今回も福井鉄道、えちぜん鉄道、京福バス、まちづくり福井の多大なバックアップをいただきました。また、福井県、福井市、中部運輸局福井支局、県バス協会から後援をしていただいた他、福井市環境課、福井県県民安全課からは積極的に出展参加もしていただきました。
 また、カーフリーデーへの市民の参加を促す企画として、福鉄、えち鉄の子ども用フリー切符を一律100円、路線バス(福鉄、京福)の大人同伴子ども運賃を100円としました。また、昨年から始めたお米プレゼントが好評につき、クルマ以外の移動手段での来場者にはCO2削減量を再認識してもらう意味合いでCO2削減量に等しいお米3合を贈呈しました。会場におけるイベントとして、ミニ電車、バスの乗り方教室、自転車展示コーナーやバス電車グッズ販売、電車・バス・まちづくり関連のパネル展示、野菜市を昨年同様実施しました。また、本年初めて専業のクレープ店とジュース・軽食店の出展したところ、気温も高くなったこともありよく売れていました。
 さらに本年は福井鉄道の新型車両デザインの投票コーナーを設置して来場者に関心を持ってもらう手助けとしました。

 モビリィティセンター(本部)
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 児童館の子どものヒップホップダンス
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 ROBAによるパネル展
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(成果)
 第6回目となるカーフリーデー会場のJR福井駅西口は人の往来が多く啓発には最も適している場所ということもあって、出展ブース毎の入場者総数は2,400名、会場への入場者は1,000名と想定されます。その要因として、当日はNPO法人芸術文化フォーラムのまちなか企画や全国レクリエーション協会の全国大会、同時に福井市中心市街地振興課の企画「夢アートふくい」がスタートすることもあり来場者が多かったものと予想しています。さらには、中心市街地振興課と協働で共有ステージを設置して、オープニングセレモニーを東村市長出席のもと開催することができました。
 カーフリーデーを6回連続開催したという実績が次第に社会的に認識されだし、特に行政は事業達成のための協働パートナーとしてカーフリーデー(ROBA)をいい意味で活用しているものと思料します。具体的には、福井鉄道のサポート団体の事務局をしている福井市地域交通課はイベント通貨を本年も提供し、福井市環境課はサイクルシェアーという社会実験をプレゼンする場としてカーフリーデーを選択しました。福井県は自転車の利用の推進から、県民安全課が自転車運転シミュレーターを持込み積極的なプレゼンに努めていました。
(課題)
 課題としては、車に頼った移動から公共交通や自転車への利用を啓発するという目的であるものの、現場では啓発への取り組みが十分できていないという反省があります。その原因の一つにカーフリーデーへの出展団体が増え、企画も多くなるとROBA事務局、スタッフの限界を超えてしまうことです。関係部署との打合せや申請など事前の一定時期に行わないと間に合わない事柄が多く、個々人の業務をかなり犠牲にして対処しなければなりません。
 また、資金面も課題です。毎年どこの助成金を求めるか思案しながら綱渡りの現状です。必要となる資金面の手当てに頭を悩ませています。
 このような問題を抱えながらも継続して開催をしてきたことが現在の形を作り上げています。これからも、私たちの地域がもっと住みやすい環境になるよう活動を続けていこうと思います。

オープニングセレモニーの様子
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福井市環境課のサイクルシェアーブース
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福鉄電車に乗って、京福バススタッフ楽しそうですね
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片付け終了後 カーフリーデー出展者勢ぞろい
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